2011年2月6日日曜日

待ってるね


今年の成人式会場前での宣伝

4年前の選挙本番の時、一緒に車に乗ってくれた青年からメールがきました。
彼は初めての経験、私も候補としての初めての選挙でした。
私を気づかって、体に良さそうな食べ物を自宅から持ってきてくれた優しい人です。
選挙後、他区に行ったので、ホントにお久しぶりです。

あれから4年 彼の近況報告は、胸が痛くなる内容でした。
・・・過度のストレスで病気になり、今は就労支援事業所に通いながら再就職を目指している・・・
同じ苦労をしている人たちの相談をたくさん受けてきました。
彼のつらかった日々を思うと胸が痛くなります。

先日読んだ「平成大家族(中島京子著)」のページに・・
『戦後の日本人が敷設してきたレールが、ここ10年程で一気にがたがたに~。
お子さんたちは、明日の定かでない日々を生きざるを得なくなった~。
そのくせレールにしがみついた者が勝ち、外れた者が負けだ、
負けた者の責任だと、身も蓋もない論理がまかり通る。
ふざけた話ではないか。お母さんまで、そんなものの犠牲になって、
自分の生き方や子育てを責める必要はない~。
ひとりで抱える悩みでなく、日本人すべてで分かち合う課題です』

難しい本ではなく、夫婦2人で暮らす予定が、母の介護・ひきこもりの息子・娘婿の倒産・
次女の離婚、出産と、次々家族が出戻って大家族になる
笑える内容ですが、心に残るいいことを出演者(?)が言うのです。

彼のメールは、「体調をみながら、できることからやっています。
病院の帰り、太田さんに会いにいきますね」と結んでいます。
楽しみがひとつ増えました。
彼が来たら、温かいお茶を入れて迎えましょう。