2012年9月1日土曜日

雲行き


昨夜9時過ぎ もうすっかり秋の雲だわぁと思ったけれど、暑い!また、寝苦しい夜でした。
暑さは別として、枕を高くして寝られない政治家がたくさんいるでしょう。

29日に参院本会議で可決された、野田首相問責決議。
増税法案が可決されてからも、増税はダメだという国民の声は大きくなりつづけ、毎日新聞の世論調査では、92%の人が増税が暮らしに影響すると答えています。

問責決議は、消費税大増税を強行した民主・自民・公明3党に対して下されたものです。自民党は、一緒に増税談合したのに、そのことを批判した問責決議に賛成する自己矛盾っぷり。公明党は、退席して問責の採決をしないことで、なんたって増税だという正体がわかりました。

「公約違反の増税、国民の声を無視した増税を強行するなんてダメだ」と、国会で可決されたのですから、すごいこと!
みんなで書いた署名、集めた署名が大きな運動になり、国会の中を動かしました。各政党の中は、もうグラグラです。そして、日本共産党のがんばりも言いたい。やることやって増税だという政党とも、今国会での増税はやめさせようと呼びかけ、各党に働きかけ、7野党・会派で決議案を提出することができ、可決したのです。自民党が自分たちが出す問責決議に乗ってほしいと言ったときも、
「7党の決議案を採決すべきで、増税法案を成立させたあと、自分たちの決議を頼むなんてへん
(へん は私の言葉。市田さんは 虫がよすぎるといいました)」と、きっぱり。一貫してきました。

原発ゼロも、首相官邸前行動が全国に広がり、金曜日は全国あちこちで「原発いらない!」の
行動がおこっています。そして先週、首相はとうとう反原連のみなさんと会談しました。志位委員長いわく「首相官邸「前」行動を、官邸「内」行動まで進めた歴史的な出来事」です。

どうしたら選挙で勝ち残るかを基準に、くっついたり離れたりしている政党状況に、不信感を感じる人も多いでしょう。
増税もオスプレイもTPPも原発も社会保障改悪も、大企業減税も大規模リストラも・・
国民の苦しみのおおもとにあるのは、「アメリカいいなり、財界いいなり」。
ここを変える政策をもっているか、実現するためがんばってきたかが問われる選挙になるでしょう。