2017年12月27日水曜日

制度のすきま

障害者総合支援法には、就労移行支援などの自立支援給付があります。
非課税世帯は費用負担がありませんが、課税世帯の場合、4,600円から37,200円の負担上限月額がかかります。

この間、太田事務所に同じ内容の相談が2件が寄せられました。発達に障害を持つ子どものお母さんと、就労移行支援を受けるご本人からです。12月に今年の申請にいったところ、申請窓口で「所得が減って非課税になっているため、これからの自己負担はありません」、非課税の確定は6月でしたが「6月に遡っての返還はできません」と言われたというものです。

調べてみますと、厚生労働省の利用者負担認定の手引きに「年1回支給決定月に、直近に把握した所得状況に基づき負担上限額を認定する」とあるため、このようなことが起こっていました。

私は、市の担当者に「本人が、非課税になった時点で申し出た場合、申請月(支給決定月)の前であっても利用者負担認定は変更できるか」確認したところ「特例でできる」と回答がありました。

ところが、関係文書に、その旨をお知らせする文言はなく、周知していないこともわかりました。これでは特例があっても知るすべもなく、活用のしようがありません。
制度を利用するには原則として、申請が必要なため知らなければ、活用できないという問題点があります。周知徹底し、制度のすきまをうめていくなど、制度の改善にとりくんでいきます。


2017年12月17日日曜日

児童会館(愛称:かりたま)オープン

2017年12月17日、東雁来児童会館(愛称:かりたま)のオープニングセレモニーが行われました。この児童会館は、地域の父母たちの運動が実り、日本共産党の太田秀子、平岡だいすけ両市議も紹介議員となり、2015年6月に建設が決まったものです。

セレモニーには、地域から多くの参加がありました。防音のクラブ室もあり、この日訪れた子どもが「バンドの練習ができる」と喜んでいました。



2017年11月30日木曜日

待機児童二倍に! 札幌市

「保育園おちた」のブログから1年以上たちました。待機児童問題は依然として深刻です。

札幌市は「認定こども園」と「小規模保育所」を増やしてきましたが、待機児童は1,674人、前年度の約2倍です。そのうち国の定義(希望する認可保育所に入れなかったため育休を延長した場合などは、待機児童としてカウントしない)による待機児童数は7人、国定義ですらなかなかゼロになりません。

先月、小形・池田議員と一緒に市内の「幼稚園型認定子ども園」と「小規模保育所」を視察しました。「保育士の募集をかけても臨時なので集まらない」「園庭がないのでビル横に雪を集めて遊ばせるが、園庭の大事さを感じている」など実態を伺い「親子が一緒に過ごす時間を保障するには、産休育休がとれる働き方が大事」などの課題が共有できました。

小規模保育所は0歳から2歳の21人が、ワンフロアを4つに仕切った保育室で過ごしています。私は、わが子の乳児期を思い出しました。初めて保育園に行った時、広いホールで人生初のハイハイをしました。狭いアパートの部屋では、ハイハイをしないまま、つかまり立ちをしていたのです。目の前のこの子たちには、お友達とハイハイしておいかけっこをするスペースがありません。待機児問題は、保育の質とともに解決すべきとあらためて実感しています。



2017年11月10日金曜日

ありがとうございました


2017年10月22日投開票で行われた衆議院選挙以降、初めての「かけある記」ですので、選挙について書きたいと思います。

23日の朝、私は選挙結果にがっくりしました。天気は雨。重い足と心で、金倉まさとしさんの選挙報告(投票日翌日朝の宣伝)に行きました。

すると、初めてお会いする通勤途中の方から「残念だったね、次!次がんばろうね」と、肩をたたかれ、「がんばりましたね」と、握手の手を差し出されるなど、数々の明るい声に励まされました。

野党統一候補で当選した立憲民主党の方2人が、市議団控室に挨拶に来られ、これからも一緒にがんばることを確認し合いました。

あるお店では「選挙に行かない」「投票したい人がいない」というお客さんに、「行かないとダメだよ、共産党があるでしょ」と、支持を広げてくれていたことを知りました。その女性は「私のように、初めて共産党の支持を訴えた人が、他にもいるはず。それは、すごい財産になるね」と言いました。

このような新しいつながり、財産ができたんだなぁと実感し、すっかり元通り、いえ、もっと元気になっています。

みなさんと一緒に作り上げた財産をもっともっと大きく、次は野党共闘を広げながら共産党も議席を増やす、その努力を始めていきます。

2017年9月14日木曜日

平和と福祉


 8月31日 国の2018年度予算概算要求がまとまりました。安倍政権になって防衛費は過去最高の5兆2551億円です。おりしも8月29日北朝鮮が弾道ミサイルを発射、防衛省の概算要求は迎撃能力を強化するとし、イージス艦に搭載する改良迎撃ミサイル472億円、地対空誘導弾パトリオット205億円、ステルス戦闘機6機881億円、地上配備型迎撃ミサイルシステムは1基800億円とも言われています。

 韓国も中国も、東南アジア諸国連合も米国も声明を出し、国際社会は厳しく北朝鮮を非難し対話解決を主張しています。
ところが、安倍政権は「対話ではない圧力だ」として、防衛費を膨らませ、危機をあおるばかりです。
安倍政権が進める戦争する国づくりは、防衛費をさらに膨らませ、社会保障の切捨てはさらに進みます。

 先日お会いしたご家族は、障がいをもつ幼い子どもさんと暮らしていました。車椅子や座位保持装置などの補装具は課税世帯の場合1割負担、月額負担上限37200円です。移動・移乗支援用具や入浴補助用具など日常生活に必要な用具は、補装具とは別に月上限37200円の負担です。これらの国の補助は50%です。親が障がいを持つ子どもを乗せるため福祉車両が必要でも補助はありません。

 平和に生きる権利と社会保障を受ける権利は一体のものです。戦闘機ではなく、福祉・障がい施策にもっともっと税金を使おう、安倍政権に変わる政府の実現をご一緒に。

≪東区民報 かけある記より≫

2017年9月13日水曜日

朝宣伝



青空のもと
定例朝宣伝
月末からはじまる
市議会の様子を報告しました
マイクもスピーカーも少しカラフルになり

訴えも軽やかでした!!


2017年8月22日火曜日

終戦記念日

七夕に

あるお店のイートイン(買ったものをそのお店の中で食べることができること)で、女性3人がおしゃべりをしていました。会話の様子から、みなさん80歳代。
子どもさんのところに引っ越しをした方が、お盆で帰省し久しぶりに会っているようです。
聞くつもりはないのですが、狭い店内なので聞こえてしまいます。そしてそれが素敵なおしゃべりなのです。デイサービスが楽しいこと、そこでの出会い。身だしなみがきちんとしていて素敵なのに、横暴な言葉使いをする男性に憤慨した話し。ちょっと大げさに言えば、これからの生き方。「お店で長居しては良くないので、そろそろ出て近所のあの公園でおしゃべりしない?」と、店を後にされました。
「あぁ私も将来、こんなおしゃべりがしたいなぁ」と思いました。そして「何歳になっても、女性のおしゃべりは不滅だ」とも、思いました。

今年の終戦記念日は、世界が核兵器廃絶に向かい大きな動きを開始し、日本政府は戦争か平和かの歴史的岐路にたつ中で、72周年を迎えました。私のわずか一世代前の80代は、子ども期に戦争を体験しています。1947年全国の中学1年生が学んだ、文部省(当時)の「あたらしい憲法のはなし」に書いてあるように「みなさん、あのおそろしい戦争が二度と起こらないように、また戦争を二度と起こさないようにいたしましょう」

<東区民報かけある記より>

2017年8月4日金曜日

風かたか




 7月は、音楽・文化にふれた月でした。台湾市大湖(ダーフー)国民小学校と札幌市8つの小学校との「音楽交流会」、東区からは札苗北ハーモニーブラスが演奏しました。
 聴覚に障害がある方たちが映画を見る時の音声ガイドをつくる女性と聴覚障害者のお話「光」という映画。同じく映画「標的の島 風かたか」。安保関連法に反対するママの会@北海道「親子で楽しむピースコンサート」です。
 どれも、私の中の感動する心や、知ることの大切さを再確認するいい時間となりました。
 「風(かじ)かたか」とは、世間の強い雨風から我が子を守ってやりたいという親心を歌った沖縄の「童神(わらびがみ)」の歌詞の一部です。沖縄では、2016年20歳の女性がジョギング中に元海兵隊の男に暴行をうけ命を奪われました。6月被害者を追悼する沖縄県民大会で稲嶺名護市長は「私たちはまた、一つの命を守る風よけ『風かたか』になれなかった」と言って涙し、会場の女性たちも、そして映画を観ていた多くの人も泣きました。
 2016年7月参議院選挙で、沖縄選挙区では衆参ともに全て辺野古基地建設反対の議員になりましたが、選挙結果からわずか9時間後には、高江オスプレイヘリパッド建設のための工事車両が大量に入り、全国から機動隊が高江にやってきます。
 北海道では8月、オスプレイが6機参加する日米共同訓練を行うと報道されました。日米両政府は沖縄の負担を軽減するためだと言っています。
 これらの悔しさ・苦しみを子どもたちの未来に残すことは耐えられません。私たちは「風かたか」となり、安倍政権から日本を守る仲間を増やさなければ、と思っています。

<東区民報 かけある記より>

2017年7月10日月曜日

共謀罪法廃止


 「共謀罪法廃止を求める署名」を集めていると、「共謀罪の中身がわからない」という方によく出会います。しかし、その方たちも安倍政権に怒っています。東京都議会議員選挙は、都民ファースト第1党、日本共産党躍進、自民党歴史的惨敗という結果となりました。東区の安倍政治への怒りは、東京でも同じであり、全国でこの怒りが渦巻いているということでしょう。

 安倍政権が強行採決した共謀罪法により「監視社会になる」懸念があります。
2014年ウクライナ政府は反大統領デモが激化した時、携帯電話の所有者に「貴殿は騒乱の参加者として登録されました」と一斉に通知し、「政府は、携帯電話会社の協力さえあれば、その情報を使い移動を追跡できる」と報道しています。

 モスクワにいる子どもと、スマホのアプリLINEを使っていつでも連絡がとれたのに、今年5月に突然LINEが不通になったという記事を読みました。現地報道によると、個人情報に関する法律により、ロシア市民の個人情報を処理する全ての企業は、そのデータを国内サーバーに半年間保存し、必要に応じて政府機関に提供することが義務づけられたが、LINEの運営企業が、情報提供を拒んだことが違法とされ、ブロックに至ったということです。

 他国の話しだと言っていられない状況です。共謀罪廃止署名で対話を広げ、都議選では投票できなかった私たちも、解散・総選挙で日本共産党の躍進を、安倍政治ノーの審判をく
だしましょう。

<東区民報かけある記より>

2017年6月17日土曜日

忖度(そんたく)でしょうか


 今年5月、総務省から都道府県知事宛てに通知が届きました。「特別徴収税額通知(特別徴収義務者用)への、マイナンバー記載について」です。市町村に周知徹底するよう求めています。

 事業者が市に変わって従業員の給料から個人住民税を天引きすることを特別徴収といいます。事業者が従業員に支払った給与総額に基づき、札幌市が住民税を計算し、特別徴収額決定通知書を事業所に送付しますが、その書類にマイナンバーを記入します。札幌市は誤配や漏えい防止のため、簡易書留代金に2200万円使います。

 特別徴収について私は、3月、第1回定例会の特別委員会で質問をしました。
質問準備の段階で、総務省に確認をしたところ「マイナンバーを記載しなくても罰則はない」と言いながら「記載しない自治体には、(記載するまで)足を運んで理解してもらう」と、付け足しました。

 知事宛ての通知書は「これまでも、通知にはマイナンバーを正しく記載するようお願いしてきたが、改めて適切な対応をしてほしい。マイナンバー不記載やアスタリスク表示などで一部不記載は認められないことを申し添えます(略)」と、いう内容です。通知書の最後には「本通知は、地方自治法に基づく技術的助言であることを申し添えます」と付け足してあります。「助言ですから、強制はしていませんよ。忖度してくださいね」ということでしょうか。

 委員会でも言いましたが、もう一度「市民の情報を守る立場で業務を行ってほしい。マイナンバーは今からでも廃止すべきです。」

               <東区民報かけある記より>

2017年5月27日土曜日

あんたのためでしょ




  「国民の安心・安全のために必要だから早く決めたかった」衆議院法務委員会で、共謀罪法案を強行採決したあと、自民党議員がマスコミに答えている姿をテレビで観ました。
昔、何の商品かは思い出せませんが「あんたのためでしょ」というCMがあったことを思い出しました。

  法務委員ではない「日本維新の会」丸山氏が「委員長もういいでしょう」と切り出し「ピント外れの質疑ばかり繰り返し、足を引っ張ることが目的の質疑はこれ以上必要ない、直ちに採決を」と叫びましたが、私は思わず「ちょっと、ちょっとちょっと」と、古いツッコミを入れました。金田法務大臣は、共謀罪法案について理解不足で「私の頭脳では対応できない」と言って批判された人。役人が後ろから耳打ちする内容を繰り返し答弁しました。法案の説明すらできない大臣、強行採決のため立ち上がり拍手する与党と維新議員、強行採決しておいて「国民の理解について、今後も説明責任をはたす」という公明党。ピント外れなのは、あなたたちではないですか。

  今後、衆院本会議でも、参議院に送られたとしても(この原稿を書いているのは5月22日)世論の高まりを前にまた強権的にしか押し通せない道理のない法案です。7月2日の都議選への影響を考え、会期末を都議選後まで伸ばしたい公明党、森友学園や加計学園問題の追及から早く逃れたいのであまり延長したくない自民党。連立政権自体もうボロボロです。

 世論を広げて「共謀罪は4度目の廃案を、安倍政権は退場を」。

<東区民報かけある記より>

2017年5月13日土曜日

黄金期間


 ゴールデンウィークは、メーデー、憲法記念日の集会パレード、東区での野党そろっての宣伝に参加し、あい間にタイヤ交換、寒くてタイミングをのがしていた衣替えを行いました。

 丸一日あいていた日に、札幌近郊の知人宅を初めて訪ねました。
 札幌市を抜け出した頃、友人がもってきた地図をみるとそれは住所もなく、知人宅らしきところにゴ~ルの文字と旗が書かれた謎解きのような手書きの地図でした。\(◎o◎)/!
 確認もせず、スタートした無防備な自分たちに大笑いしながら予定の倍以上かかり、到着地点にはホントに旗が立っていました。
 野山を歩き、ゆっくりくつろいだゴールデンな一日でした。

 一方、安倍政権は、ゴールデンウィーク中に米軍の要請を受け、稲田防衛相の命令で、海上自衛隊への空母「いずも」が安保法制に基づき米韓防護の任務を実施しました。その後、首相は「憲法9条に自衛隊を明記した新憲法を2020年に施行したい」と発言、いよいよ海外で無制限に武力行使できるようにしようとしています。

 これから衆参で予算委員会が開かれます。
 私もリフレッシュした頭と体で、平和憲法守る綱引き、負けませんよ!!

2017年4月30日日曜日

木を見て森を見ない



 本が好きです。

 頭が疲れてくると、帰宅途中、駆け足で本屋さんの中を一周、気にいった本を1・2冊購入します。その本が大抵おもしろいのです。
最近では「ことわざ生活こっち編」がおもしろい。「木を見て森を見ないー細部に気をとられ全体を見ようとしないー。たしかに全体を見ることは大切。・・たとえば・・」と続きます。そして、定期購読している雑誌にも興味深い記事がありました。

 日本は、GDP(国民総生産)世界第3位、豊かな国と言われてきました。しかし相対貧困率ではOECD24ヵ国中、メキシコ、アメリカ、トルコ、アイルランドに次ぎ、日本は5番目。貧困率上位の国になっており、国連の「人間の豊かさ」を図るHDI(人間開発指数)で日本は20位です。それでは、国連がいう豊かさとは?「良い教育をうけているか、人間らしい生活ができる収入を得ているか、どのくらい健康で長生きできるか」が、豊かな生活ができる指標だそうです。
そうすると安倍政権は、基礎年金を下げ、非正規労働者を増やし、教育費の負担は重く、受診を我慢する人が増え「人間の豊かさ」を支える社会とは、まったく逆を向いていることがわかります。

 私はたくさんの方と出会いますが、自分の暮らしが大変になれば、もっと大変な弱い立場の人を非難してしまうこともあるようです。しかし、それが社会保障を改悪する口実に使われてきた一面もあると思います。「この生き苦しさは何か」と感じている人は多いはず。   
一本の木が手を繋げば森になる。

 なんて、考える読書タイムでした。

 東区民報 かけあるきより

2017年3月1日水曜日

今朝は✨


今朝はキラキラしている
車の窓についた氷の粒も、道路脇の雪も
気温が低いけれど、晴天だからでしょう
いつもより、通学途中の小学生が多いわ と、思い
車の時計をみると....
私の出発が30分早かった(^^; という...
損したような
得したような
コンビニの温かい紅茶で、お得な気分にします


2017年2月25日土曜日

補正予算


「もう一度だけ、申し込んでみたい」。10年以上、市営住宅を申し込み続けている女性の言葉です。病気が悪化し引っ越しせざるを得ないのですが、これからの暮らしを考えたら市営住宅に入りたいのです。

私は昨年、第3回定例市議会の委員会で2000年からの市営住宅が建替え事業で、97棟1264戸減っていることを明らかにしました。2014年募集では、22年以上申し込み続けた131人中、当選はわずか9人。「何年も空き家になっているところがあり、空いているなら入りたい」と希望する声はたくさんあり、せめて減らした戸数は建てて入居者を増やすよう求めました。

現在出されている補正予算案に、2016年度予算14億円だった市営住宅運営管理費に5億円の補正が組まれました。「市住空き家の修繕を積極的に行い、毎年800戸ほどの募集計画を900戸にし、入居者を増やして家賃収入を得たい」と説明しています。

市住の空き家は現在、事故物件・建替えのための政策空き家を除き、1260戸あります。全て修繕し入居できるようになると、家賃収入は約3億円増えます。この分野に税金を使うことは、市民は低廉な家賃で住まいを確保でき、市の収入が増え、修繕の仕事も生まれる、一石三鳥です。

一方、2017年度予算の概要では「公有財産の戦略的な活用」に、市住余剰地の売却が含まれており、建替え事業で戸数を減らし、余剰地をつくることは計画的に行うとみられます。

2月21日から始まる予算議会の準備に力が入る日々です。

<東区民報より>

2017年2月3日金曜日

報道する力



新年、おしゃれをしたので
記念にパチリ
『メリル・ストリープ』 ニュージャージー州で生まれ育った女優さんです。

1月、米ゴールデン・グローブ賞を受賞しました。彼女はこの授賞式で「選挙中、障がいを持つ記者の真似をしたトランプ氏の演技に、あぜんとした」という内容のスピーチを始めました。

「権力者が公の場で他者をばかにしようとする衝動に身をゆだねてしまえば、あらゆる人たちの生活に波及し、人々に同じことをしてもいいと、許可を与えることになるのです。
侮辱は侮辱を招き、暴力は暴力をあおります。権力者が立場を利用して他人をいじめれば、私たちはみな負けるのです」。

世界が注目する授賞式でのスピーチですから、すぐ世界に発信され、私も知ることになりました。

スピーチの最後は「私たちには、報道する力を持ち、どんな横暴に対しても厳しく批判する信念を持った記者が必要です。だからこそ、建国者たちは報道の自由を憲法に定めたのです」と、報道機関を支えなければならないと訴えました。

共謀罪を国会に提出したい安倍首相は、日米首脳電話会談で、トランプ氏の姿勢に言及することなく「期待する」と持ち上げました。権力を乱用して人権を弾圧し戦争が始まる、この歴史を繰り返さないため、創刊89年のしんぶん赤旗の役割を、この時代だからこそ改めてかみしめています。

<東区民報より>

2017年1月17日火曜日

感動の新年


新年、新たな発見が二つありました。
酉年の「酉」は、さんずいが付くと「酒」になります。収穫した果実を熟成させ酒をつくる、奉仕と実りの意味があると知りました。

もう一つは、今までも東区で何度かお目にかかりお話しをしたことがある人達との新たな対話です。
「初めて言うけれど、自分は自衛隊を定年退職している。今、自衛隊が南スーダンにPKO派遣されているが、撤退すべきだ。自分も何かしなければと思っている」という男性。
別のお宅では「心配なのは憲法9条が変えられること。自衛官の母が子どもと縁を切ってまで、南スーダンPKO派遣の差し止め訴訟を決意したことを知り、自分も集会に参加し応援する」とのことでした。
どちらも、怒りを今度は行動へというお話しでした。

労働組合の旗びらきは、昨年(2016年)12月、26年間たたかい続けてきた北海道労働委員会労働者委員の偏向任命を是正させ、道労連副議長が労働者委員に任命されるという画期的な前進を切り開き開催されました。

私も感動を持って参加させていただきました。このどれもが安倍政権がいよいよ最終章になっており、市民の側に安倍政権を退陣に追い込む力が湧いていることを感じました。今年は、怒りを要求に熟成させ、夜明けを告げる酉年にしたいと決意を強めました。



<東区民報より>

2017年1月15日日曜日

酉年生まれです



議会に送っていただいてまもなく2年、立候補の決意をした時から数えると約11年になろうとしています。気が付けば今年は「年女」。
月刊「財界さっぽろ新年号」に、年男の市議会議員のみなさんと写真を載せていただきました。

札幌は、若者の道外転出が増えており、JRの鉄路が減る状況で今後、道内から転入する若者は見込めません。本市の未来創生アクションは「安定した雇用を生み出す、結婚・出産・子育てを支える環境つくり」を目標にしています。実のあるプランになるよう頑張ってまいります。